メメントの森

金環日食ぐらいのスパンで更新されます。

『ペルソナ3』にハマってから、よく感じること


 先日、遂に真田先輩と荒垣先輩のボイスカードなるものを入手した。

 

 

 というのも、このボイスカード、13年前のP3F発売当時にアニメイトのポイント交換で配布されたものだそうで、今となっては非常に入手困難なのだ。真田先輩と荒垣先輩の撮り下ろしの掛け合いを3種類、聞くことができる。しかも内容がめっちゃ良い。

 私は、「既存絵が印刷されたアクキー」のようなグッズにはあまり興味が無い方なのだが(イベントで売ってたら買うけど)、一方でこういった、直接作品への理解度に関わってくるようなグッズは絶対に手に入れたい性分である。少しでも多く、作品の世界のことを知りたいからだ。

 私も今までの人生、色々な作品に触れ、ハマったりしてきたが、私にとっての『ペルソナ3』は、そのどれとも異なっている。5、6年前の中学生の頃にゲーム『ペルソナ3』に出会ってから今日までずっと、飽きる飽きないといった段階を超えて、「自分の人格、思考の一部にペルソナ3がある感覚」がある(?)。

 つまるところ、「原作ペルソナ3の世界が愛おしくて仕方がないのでそこで起きた出来事なら何でも摂取したい」状態なのだ。あくまで原作、というかオープニング~後日談(Episode Aegis)までがその対象なので、P3キャラの2年後を描いたP4Uなんかは、えげつない地雷感がぬぐえないのも相まって未だにプレイしていない。また、その作中の期間の中で、PQ2著しくクオリティの低いエピソードが出されてしまうと、自分から特攻して死ぬ羽目になるので辛い事も多々ある。

 閑話休題

 こういった心持ちなので、原作『ペルソナ3』の世界を描いた記述、音声は出来るだけ手に入れたいと思っているのだが、いかんせん、発売の約8年後にハマってしまったため、一部のアイテムが本当に手に入らないのだ。

 2006年3月のファミ通の付録の、貴重な開発中の『ペルソナ3』の映像を収録したDVD(ところどころBGMが完成版と違ってて面白い)、GEOの缶バッジくじの当たり景品の、きたろーとエリザベスがワイワイやってるスペシャルCD、コトブキヤのフィギュア(きたろーと真田先輩の二種)に付属の撮り下ろしドラマCDと、入手困難なアイテムは挙げればキリがない。今挙げたのは私のP3棚を確認して適当にピックしたものなので、全てなんとか所有しているものだが、未だに入手できないものもある。当時のファミ通・電プレのP3記事なんかも全部読みたいし(無理)、なんかガラケーのゲームもあったらしいのでやりたい(絶対無理)。『ペルソナ3』のスロットの台も部屋に置きたい(可能なの?)。まあこれらはモノがモノなので、気持ちに整理もつけやすい。

 しかし、真田先輩と荒垣先輩のボイスカードを手にした私は、その直後ネット上で驚愕の真実を目の当たりにした。

 

アイギスのボイスカード

 

 なんとこのボイスカード、アイギス版が存在していたのである。エグすぎる。急いで思いつく限りの入手経路で検索をかけたが、このアイギス版、見た限り現在全く流通していない。今までその存在を知らなかったのも納得である。だが、到底そのような事情で諦めきれる代物ではない。今回の真田先輩と荒垣先輩のボイスカードが素晴らしかったのも相まって、滅茶苦茶欲しい。こうなると地道に秋葉原等で探し回ることになるのだが、正直気の遠くなる話である。探すけど。

 というか今回手にした真田荒垣のボイスカードだって、13年前のグッズというのもありいつ壊れてもおかしくない。手に入ってすぐ収録音声は外撮りで録音したけど、もともとがガイアメモリみたいな音質してるせいで録音を通すとそれはもう宇宙なのだ。ボイスカードという21世紀生まれにとっては全くもって馴染みのない形態で収録されているせいで、音声を抽出して保存することも叶わないので、今後私はいつこのボイスカードが不調をきたすかもわからない恐怖に怯えながら生きていかなければならない。

 どうかアトラスさん、こういった『ペルソナ3』のいにしえの音声データなどをダウンロードできる形態で販売していただけないでしょうか。この真田先輩と荒垣先輩の掛け合いを、まだ見ぬアイギスのボイスを、消滅の危険に怯えずに高音質で楽しみたいというのは、過ぎた願いでしょうか。ついでにP3Mの影時間ラジオとフィナーレイベントを円盤化してはいただけないでしょうか(強欲の壺)。

 

 

 「時は、待たない。」

 ペルソナ3にハマって早5,6年、その言葉の意味を噛み締めてばかりである。